十代で結婚は難しい

静岡県生まれの三十六歳。大手スーパーの企画部にいる。もともとは広告代理店の契約社員をしていたのを、手腕をかわれ引き抜かれただけあって、細い体には似合わずいつもパワフルに走り回っている。「中学生のころは、単純にお嫁に行くって素敵なことだって思ってましたよ。私が十六歳、彼が十七歳のときに、いきなり花びらが散るような、恋に恋するのとは違う恋愛をしてたんです。そのとき初めて現実的に結婚ってものを考えたんだけど、十代じゃ結婚しても暮らせないだろうってことで、二十歳になったら結婚しようって約束してたんです。ところが、彼は高校を中退してバーテンとして働き始めて、私は学校に行くっていうので昼と夜が逆の生活になっちゃって……。若いから遊んでもらえないのがつまらなくて、小さなことに我慢できなかったりしたんですよね。結局つまらないことで別れることにな りました」そのころは、新居のカーテンはこうしてとか、花瓶に花を生けてとか、初々(ういうい) しい夢をたくさん胸に思い描いていたという。「でも、仕事をするようになると、とりあえず結婚って遠のいたんです。そこそこモテるし、いろんな人と飲みに行ったりはするんだけど、それが楽しいんで、敢えて結婚したいとは思わなかった。私の世代だと、結婚するとやっぱり人生が変わっちゃうっていうイメージがあったのかもしれない」会話の中からその人の性格や望みなどを見つけられれば、ここ→で出会った人は自分にとってどんな人なのか、わかりそうですね。

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